ドクター&抄紙機周辺機器:ドクター装置

各種マシンロールの粕取り装置
[図1]

ドクター装置

長年の経験と知識に裏打ちされた、最適なロール掻き取り装置。

各種マシンロールの粕取り装置

製品概要:ドクター装置
工程に共通して使用される各種ロールは、常にワイヤー・フェルト・カンバス等の抄紙用具や紙と接するため、その表面状態に問題があればそのまま製品に影響を及ぼしてしまいます。
ドクター装置とは、各種ロールの表面に付着した異物などを、ブレードにて掻き取る為の装置です。

用途:ドクター装置
抄紙機工程各ロールの掻き取り
●プレス工程、ドライヤー工程、リール工程における通紙の補助
●ドライヤー工程におけるの巻き付き防止
●塗工紙抄造における塗工補助
●家庭紙抄造におけるクレープ成形

特長:ドクター装置
●用途に応じた、豊富なホルダーとブレード
●掻き取り、通紙作業の人員削減によるコストダウン
●適切なドクターリング効果による、製品品質の向上

構造:ドクター装置
各種マシンロールの粕取り装置 ①ブレードホルダー
②ドクターブレード
③ドクターバック
④加圧・開放装置(エアーシリンダー)
⑤摺動装置(オシレーターヨーク)

仕様:ドクター装置
●代表的なブレードホルダー
KF型ホルダー KF型ホルダー
シンプルで高剛性です。幅方向に備えられたマイクロアジャストスクリューによって、ロールへの線圧を細かく調節することが可能です。

CM型ホルダー CM型ホルダー
内臓のテフロンチューブによって、ドクター加圧時のブレード線圧調節が自動的におこなわれるため、高い線圧をかけてもロールを傷めません。マイクロアジャストスクリューとの併用で、理想的なドクターリングが可能です。

DST型ホルダー DST型ホルダー
ホルダー自体のサイズはKF型、CM型に比べ大ぶりですが、加圧/開放機構が含まれるためドクター装置全体では設置箇所に対する自由度が高くなります。またホルダー自体の柔軟性で刃当たりが調整されるため、手間がかかりません。

DST型ホルダー YST-A型ホルダー
DST型よりも、より高い線圧とタッチ角度であっても安定して使用することが可能なホルダーです。さらに幅方向に刃当たり調節機構が備えられているため、人為的な部分々の調整が可能となっています。

HDCM型ホルダー HDCM型ホルダー
ヤンキードライヤーの、クレーピング・クリーニング専用ドクターブレードホルダーです。ヤンキードライヤーから紙をはがしつつクレーピング処理をおこなえます。高線圧で使用しますが、ヤンキードライヤー表面を傷めない様、液体密封のチューブが線圧の自動調整をおこないます。


●代表的なドクター装置
シングルドクター装置 シングルドクター装置
最も基本的なドクター装置です。装置内にブレードホルダーが一つ備わっており、ロールの種類や用途に応じて、最適なブレードとホルダーを設置します。

ダブルドクター装置 ダブルドクター装置
一つのドクター装置内に、2組のブレードホルダーが備わっており、余剰水の回収力が格段に向上します。状況に応じてホルダーの種類を選定でき、設置方法も別置式と一体式があります。

サイドドクター装置 サイドドクター装置
ロールの両サイドに、多くの汚れが堆積する場合に設置するドクター装置です。サイドにのみドクターを設置する事で、全幅ドクターでは取りきれない汚れに対応する事が出来ます。また、運転中のブレード交換も容易です。


消耗品リンク
LINKドクターブレード

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