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技術開発

未来に貢献する新規技術の開発

美しい地球と有限の資源を
これからの人々に残すために!

地球環境保護運動の高まりと共に、省資源、省エネルギーの技術開発が益々重要になってまいりました。
AIKAWAでは、技術部、営業部により技術情報とユーザーニーズが集約され、新型機械やシステムの開発設計を担当する開発課および15T/Dパイロットプラントによる実機試験、ユーザー立ち会いのシステム開発、性能確認試験をおこなう実験センターにより、日々未来に貢献する新規技術の開発が追求されています。


実験センター
あらゆる原料調整システムを駆使して、信頼のデータ収集と高品質生産技術を追求します
原料調整パイロットプラント(15/D)プロセス

実験センター
実験センターには当社の全ての原料調整機器が配置され、単品機器や複数の機器のシステム的運転により、原料調整に関するあらゆる調査、研究、開発がなされます。更に15T/Dのセミ・コンティニュアス運転が可能であり、そこでは全ての運転状況がCRT画面に写し出され、実操業と同じ条件で連続原料処理が行われます。実験センターは、当社が機械、新システムを開発していく上で、技術の壁を打ち破る重要な実地実験場であるだけでなく、製紙会社の皆様の調査、研究の場としてもご活用頂けます。
試験室のご利用にあたって
パルパー離解工程
パルパー離解工程
低濃度(6%以下)、中濃度(8 - 10%)、高濃度(15%)、超高濃度(30 - 50%)で難解するデルタパルパー、ヘリペアーパルパー、ミキサーパルパーを用意し、あらゆる要望に対処できますし、パルパーからの異物の連続廃棄実験も可能です。
離解、叩解工程
離解、叩解工程
バージンパルプ、損紙難解用にトップファイナー、ディシヤイブや高濃度叩解用にシングルディスクリファイナーが用意されています。リファイナーには長い経験に裏付けされたFinebarを含む、100種類以上のディスクパターンが準備され、粘性、カッティング、省エネルギー、特殊 叩解等あらゆる原料処理に対応できます。
高濃度スクリーン工程
高濃度スクリーン工程
古紙処理、脱墨プラントの高濃度除塵兼難解機として好評のADSダブルセパレーターとCH型高濃度スクリーン、最新型MaxFlowスクリーンが用意されています。この工程からのテールは連続的にテールスクリーン工程で再処理され、実際操業と同じようにカスケード、先送りのシステム実験が選択できます。
スクリーン&クリーナー工程
スクリーン&クリーナー工程
生産性、品質の向上にとって除塵工程は大きな影響を示します。低濃度、高濃度用B型、FH型スクリーン、MaxFlowスクリーン、各種低濃度クリーナーと軽量異物用ジロクリーンが用意され、粘着異物、微細夾繊維の除去から軽量異物の除去まで実際のプラントと同じ条件で試験でき、除塵に 関するどの様なご要望にもお応えできます。
テールスクリーン工程
テールスクリーン工程
テール処理が不適当ですと異物が系内を循環し、システム全体の除塵効果が低下します。あらゆる種類のテール 処理に対応できるよう、MaxSaver、DRS型ダブルリジェクトスクリーン(古紙用難解機能付きホール&スリットスクリーン)、JF型ジャボロファイナー(粗選用難解兼 ホールスクリーン)、MS型マルチソーター(精選用ホールスクリーン)、CVA型リジェクトスクリーン(古紙、損紙用スリットスクリーン)、FR型リジェ クトスクリーン(精選用スリットスクリーン)が準備されています。
高濃度分散工程
高濃度分散工程
ニーディング型と高速ディスク型の2種類のディスパーザーが用意され、それぞれ単独に、またはシリーズに試験することができますし、その目的によって高濃度熟成タワーの前後、フローテーションの前後など、その位置も変更できます。ディスパーザー前でできるだけ 多くのインキ粒子を除去するために、傾斜エキストラクターとスクリュープレスが濃縮機として使用されます。コニディスクディスパーザーは原料温度を100℃以上に高温加熱しての分散処理試験も可能です。段ボール古紙のテール処理やワックス分散のため にもこのディスパージョン工程を使用できます。
中央コントロール室、紙料分析室
中央コントロール室、紙料分析室
試験設備の運転、制御はすべて中央コントロール室で行われ、運転状況はすべてCRT画面上に写し出されます。必要な運転データーは直ちにプリントされますので実際操業にアプライした場合の適確な操業条件の検討が容易になされます。紙科分析室では実験機テスト に先立つ予備実験の実施やサンプル原料の性質や紙力等の調査が行われます。
フローテーション工程
フローテーション工程
最新型ハイパーセルフローテーターが設備され、原料希釈には循環濾液が使用されますので、実操業と同一条件で試験できます。
開発試験場
開発試験場
このゾーンでは新しい機器開発のために試作機の運転試験が行われます。長時間にわたって、ほぼ連続的に行うことのできる試作機の性能試験は相川の開発スピードアップと信頼性の高い新機器開発に役立っています。
実験センターのご利用にあたって
AIKAWA実験センターでは、ユーザーの皆様からのご依頼を受け、調査、実験を行えるよう準備しています。

■実験センターでの代表的試験項目
パルパー:低、中、高濃度、超高濃度離解
叩  解:フィブリル化、切断、特殊、高濃度
離  解:ディシャイブ、古紙、損紙、耐水紙
除  塵:重量異物、軽量異物、粘着異物、バーク・ダート・シャイブ、微細夾雑物
分  散:ニーディング、高速ディスク式分散
熟  成:10~30%濃度(高濃度原料排出式)
分  散:ニーディング、高速ディスク式分散
脱  水:各種原料、リジェクトの脱水、濃縮

■紙料分析室
PFIミル、フラットスクリーン、ラボフローテーター、シートマシン等のテーブル試験機の他、紙力試験機、画像解析装置、カヤニ繊維長測定器、篩分け試験器等の分析、測定器が用意され、殆どの原料特性の分析を行うことができます。

※ご依頼の試験、調査内容によって異なりますが電力、原料、使用水等の諸原材料費及び排水処理、人件費等の諸実費のご負担をお願いすることを基本としています。
キーワード: 省エネルギー